一発レッドだ「赤いSinger」


「縁を結いて」、私は通常盤を買ったんですが、友人経由なのでまだ届きません。
もう辛抱ならーん!と今日ネットで「赤いSinger」を聴いてしまいました。
これもねー反則ですよねー。一発レッドです、退場です。剛っさんのHeart Beats入りだなんてっ。誰が買わずにおられよか。


しかし、「縁を結いて」のPV、ほんときれい。剛っさんだけじゃなくて、ニッポンが。あの赤(朱、緋)の鮮やかさに思わず目を奪われる。


昔、アーティストの日比野克彦がダンボールにペイントした作品で海外からも注目された時、「色使いとかスタイルとか自分では”洋”っぽいと思ってたんだけど、海外の人たちからは”この色は東洋の色だ”と言われて驚いた」と言ってたのをフと思い出す。確かにそう言われると、彼の好んで使っていた「赤」はどちらかというと「朱」に近かった。
ドイツでは「赤」は暗さを持った「血」の、フランスでは暖かいピンク寄りの「紅」のニュアンスを持つように、文化によってイメージする「赤」はそれぞれ違う。

こういうセンスって、もうほとんど民族のDNAに刷り込まれている気がする。
例えばその土地の日照時間の長さとか、冬の寒さ夏の暑さ、野生する樹々や花のの種類、風の匂い、海の色、そんな自然が創りあげたのがそのニュアンスの違いであり、それは同じく「音」にも現れるものだと思う。


剛は「日本人が創るどこの国にもマネできないもの」を目指すと言ってるけど、そういう気負いってあまり必要ないのかなという気もする。
色と同じく「音」、特にメロディーは、どんな楽器で奏でてもどんなアレンジを施しても、なんとなーくソコハカとなーく創った人のオリジンがにじみ出てしまうもののひとつじゃないかと思うのだ。やってる本人は全く気づいてなくても。


ところで、「いいとも!」の剛っさん、可愛かったー。
冒頭以外全く新曲のことを口に出さずお笑いに徹したの、いいなと思った。
インタビュー記事を読んでも、まだ若干の迷いの中にあった244Endli-xの頃と比べると格段に力強くて、ほんとうに腹をくくった感がある。
あの時はまだ本人も中途半端なこと(彼の言うプラス1やマイナス1な仕事)をやっていることに忸怩たるものがあったからか、いろんなことを理屈で説明しようとしていたし、特に音楽専門誌のインタビューだとなんだか孤高のアーティストというより「孤独なボク」モード全開で若干読んでる方が閉口するところもあった(編集者の趣味かもしれないが)。
が、今の彼は自分の直感を信じる力を得て、潔く、そして更にオトコマエになった。ん〜、かっこいいな、剛っさん。


あ、そーだ。特に楽しみにしていた方はいらっしゃらないと思いますが、3月4日のブログで書いたミスタースイスが決まりました。大方の予想を裏切り優勝したのはNo.3のLuca Ruchくん。
http://www.misterschweiz.ch/index.php?option=com_content&task=blogcategory&id=63&Itemid=329
この人、笑うともうちょっと可愛いんですが。ま、いっか、どーでも。