「NIPPON」到着ぅ♪


「NIPPON」が届きましたー♪


やっぱりジャケットはいろんなところで紹介されていたとおり。よく見ると鹿さんたちや金閣寺とおぼしき建物、鳥居、高層ビル、五重の塔などのイメージを万華鏡の中にブチこんだようなコラージュ系のアートワーク(裏ジャケも同じ)。これは実は剛っさんのデザインで、こちらとのコラボだったらしい。
http://kaoruplus.com/kplus/projects/tsuyoshi-domoto-nippon/ ※ここでディスクのデザインも見られます。


ケースを開けると、日本語で曲名と歌詞の書かれたリーフレットと、英・独・仏の三ヶ国語で書かれた各曲の解説と歌詞のリーフレットが。
後者のリーフレットが黒地に白字で、しかも異常にフォントが小さい=年寄りにはキツイことになっているので、ボチボチ読みます(汗)。彼の書くものはどれもストレートなメッセージソングではない。それを外国語にどう翻訳しているのか、各曲の紹介はどんな風なのか、興味津々。少し読んだところでは、彼の曲のバックボーンとなっている日本人の宗教観とか世界観が具体的な例など挙げて、わかりやすく説明されてます。


それにしてもいい選曲だなー。E☆E、剛紫、244ENDLI-X、堂本剛と名義が変わったり、サウンド的なアプローチが変わっても、彼の表現したいことがブレていないから、違和感が全くない。そして曲も不思議なほどまったく古びていない。どれも大切に歌い続けられているからかな。


早速ドイツではレビューが出たようですね。http://www.the-pit.de/cd-review/article/tsuyoshi-domoto-nippon/
Erick Voecklerさんという方のレビューですが、これがまあゴリゴリのインディー系ロックサイト。なんでまたこんなとこの人が書いてくれたのかしらん??(「ガールフレンドがアジア系」に3万点。ドン)GANSHINサイトのビジュアル系の中に置かれるのにも負けないほど違和感満々なんですけどっ。読んでみると、やっぱり「ジャニーズと聞くとつい眉をひそめてしまう」ってなことも書いてあります。わかります(笑)。
ざっと読みたいところだけど、この人本当にガチで書いてくれているので、私の語学力では完全翻訳はムリ。もっとちゃんと勉強すればよかったーっと嘆きつつ、いくつか彼の言葉をピックアップしてみます。(あくまでも意訳です、アバウトな)


<彼を一般的にカテゴライズするのは難しいが、このCDの変わった構成がそれをより難しくしている。前半はエレクトロニックでファンキーなロック、ジャズやブルースに影響された曲、そして後半はそれと全く地平を異にする、ライブを含むサイケデリックなインストから伝統的な日本のメロディーへと変化していく>


<ダンサブルなロックへと移っていく前の、シンセや時折入るギターソロと伝統的な音のブレンドという、このアルバムそのもののようなカラフルさをもつ「美我空」でこのアルバムは始まる。堂本剛は主に歌手として知られているが、ここでの彼のインスト曲を聴いていると、彼のソングライターとしての余力を感じる>


<最後の美しいピアノの旋律で始まるバラードによって、アルバムの完成度がうまくキープされている。「縁を結いて」のそのソウルフルな声は鳥肌モノだ>


ということで、10点満点中8点いただきました〜。(笑)
こういう全く違う畑の方にも十分聴き応えのあった「NIPPON」というアルバム。そして堂本剛というアーティストの歌手としての実力、ソングライターとしての才能を感じてもらえたということって、すっごく嬉しい♪


ところで、このレビューで一箇所ツッコミ入れたいところが。実は「彼は、KAT-TUNや嵐のように有名ではないが」という一文があったのですね。なるほどね、そうか、ドイツでは彼らの方が有名なんだ(笑)。はい、そこ!KAT-TUN!笑ってる場合じゃないっ。ドイツ方面に突破口はあるぞ。万が一これを読んでるKAT-TUNファンがいらっしゃったら彼らにおせーてあげてください。