翻訳歌詞読みくらべ


ドイツに続きフランスからも「NIPPON」が届きはじめているようです。そのうちフランスのサイトにもCDレビューが載ったりするのかしらん・・・。(汗)


きょうびは翻訳サイトもあるんで便利になったかと思いきや、あの機械的なわけわからん翻訳文は混乱を増長させるのみ。あれはあくまでも参考ってことで、わからない単語はいくつかの同義語や慣用句とかも出てくる辞書(や電子辞書)などを使わないと、やっぱダメですねー。
独和辞書がなくて翻訳サイトを利用するコツとしては、ドイツ語ならまず英語に翻訳してみると日本人にはわかりやすいんじゃないかと思います。文法的に違いすぎる独→和の翻訳よりも、独→英の方がなんとなくまっとうな訳が出てくる気がするし。英和・和英辞典は多分どこのお宅にもあると思うので(英英もあれば最高)、それで全体の流れがわかったところで、改めてドイツ語の原文をセンテンスごとに(単語ごとだとかえってわかりにくいので)日本語の翻訳にかけてみて確認するといいかもしれません。あとは想像力を炸裂させるのみ。(笑)


今日は翻訳された歌詞を読んでいて、「あーそうか」と思わず目からウロコ。
日本語って主語が必要ないし、特に歌詞なんてもんは文字数制限もあるし、耳触りやニュアンスで言葉を選んだり、韻を踏んだり、主語ばかりか意味もはっきりしないものも多い。
でも、外国語に翻訳する場合、主語が必要になる。英語の動詞には三人称があるくらいだけど、ドイツ語やフランス語は主語によって動詞が変化するから、どうしてもそのセンテンスの「主体」が誰なのかをはっきりさせないと翻訳ができないのだ。
その上、外国人に理解しにくい表現も出てくるから、翻訳は時に元の日本語の歌詞から離れたわかりやすい意訳になっていて、それを読むと「え?これってそっちからの視点なの?」とか、「へー、そういうニュアンスだったんだー」というような新たな発見もあった。意訳していくとどうもしっくり来なかったのか、元々あった英語のフレーズがばっさり切られて別の言い回しに変えられていたりもして、とにかく面白い。そのへんをじっくりと読み比べるのも一興かも。


CDのケースを見ていたら、背のところに仲良くJohnny's EntertainmentとGANSHINのロゴが並んでた。
そっか、今ひとつピンときてなかったけど、このCDに収録された曲は当然どれもJEに版権があるわけで、GANSHINはあくまでもドイツでのディストリビューターということ。インディーズのレコードって、元々はイギリスのレーベルからのリリースなのに、ジャケットが違うドイツ盤やオランダ盤が存在したりするのは、そういうことだったんだな、と今更納得。洋楽のCDも日本のレコード会社が販売権を得て(って言っても日本のレコード会社はもうほとんどが海外の会社の傘下に入ってしまったけど)日本盤を出しているわけで。
でも、今回はドイツのGANSHINとだけの契約みたいだから、フランスで買ってもイギリスで買っても日本で買ってもMADE IN GERMANYのドイツ盤てことですね。
ま、15種類もあったらたまらんですけど。(汗)