FUNKYなPANTIES届きました


(って言ってもウチには音だけですが)
今日は例の「CD付きPANTIES」の配達日でありました。
不在票には配達のお兄さんの字で「PANTIESがだしたいんだどしても様」よりのお届け物としっかり書き込まれ、配送センターに再配達を依頼するにも、その名を伝えねばならぬ羞恥プレイが日本のあちこちでなされた模様。そして、無事に荷をほどいた方々のそれを頭にかぶる姿がTwitterのTLに。なぜにヒトはぱんつを見ると頭にかぶりたくなるんだろうねお母さん。


おまけのCD収録曲は4曲。
1.FUNKがしたいんだどしても 
2.HEIAN FUNK
3.恋にも愛にも染まるような赤
4.FUNKY PANTIES 


どれもコテコテにFUNKYなダンスチューン。
♬ひとびとが機会を愛する現代(いま)を悩め♬さぁ Let's 古(いにしえ)groovin' FUNKな一手間♬新しいわざわざを生きていたい♬
と歌う「FUNKがしたいんだどしても」。この夏、「FUNK詩謡夏私乱」で皆で踊った陽性なshamanipponのFUNK。「Ginger」同じく、カラフルで甘く飲みやすいけどアルコール度数高いカクテルみたいに、口に含むと舌にピリリとくるメッセージが溶かし込んである。


「恋にも愛にも染まるような赤」。タイトルからなんとなくおセンチな「雨恋」や「赤いSinger」的なものを想像してしていたのだけど、さにあらず。
♬一目で惚れたきみとぼくのグルーヴ♬恋にも愛にも染まるような赤を♬生きたいだけ生こうそして昇ろう♬
と、超FUNKYなポジティヴで狂おしいラヴソング。少し抑えた声がまたセクシー。


そして、「FUNKY PANTIES」のけだるいグルーヴ。「男女の愛の営みの最中に脱ぎ捨てられ、ベッドや床に丸くなって落ちているパンティーに敬意を払った歌」と剛さんが言っていたこともあり、ちょけてくるかと思いきやなんと直球で来た。
♬燻ゆる愛を火照るだけ火照らせて♬香る指を遊び戸惑いながら声をつれづれと綴る♬
とか、密室に雅なエロ充満。


もう1曲の「HEIAN FUNK」、ふと思い浮かんだのは「アメノウズメノミコト」。
アマテラスが天岩戸にお隠れになり、世界が闇に包まれた。アメノウズメノミコトが岩戸の前で踊ってそこにいた神々を笑わせ、なにごとかと戸を開けたアマテラスを表に出すことに成功。世界に再び光が戻った、という神話。
「踊ろう」「生きよう」と剛さんは言う。
♬哀しい日々も美しい日々もどっちもどっちだよ生きてることに変わりゃせん♬
思い悩んで閉じていないで、その悩みも全て舞って踊って歌ってしまおう、その先にある光を信じて。
この「HEY!」「AN!」というC&Rはそのための言挙げだろう。「平らで安らか」な平安な世を目指して皆で歌う「HEIAN FUNK」。


先の「愛の営み云々」のコメントの時も思ったけど、ここのところの剛さんてば、ひとつステージを上げたってゆーか、突然躁期に入りましたか的な何か急激に吹っ切れたものを感じさせる。怖いほどに突然のトップギア。振り幅が常人より広いから、ちゃんとつかまっていないと振り落とされてしまう勢いをLIVEでも感じた。
これまでどこかしらに漂っていた儚さが今回は息を潜め、美しく強く高く高く天へと言の葉が捧げられているようだ。彼の語るように言葉を連ねる歌唱はまんま祝詞であり、どの曲にもそれぞれの今を生きる喜びとエネルギーに溢れている。


音的な充実も凄まじく、異常なほどのクオリティー。全編を通して聴けるSWING-Oさんのアレンジの緻密でクールなこと!
これが(まあいろんな事情があったのであろーが)予約限定販売だったのはまったくもって勿体ないが、次のアルバムに向けてのイントロダクションとして有難く受け取っておこうと思う。ああ、楽しかった!