Mステ 「恋にも愛にも染まるような赤」


黒いシャツにてかてか赤いピッチリしたパンツ、派手なガウンのようなジャケットを羽織り、首にはいつもの水晶のネックレス。あー、かっこいい。


というわけで今回のMステは、アルバムから「恋にも愛にも染まるような赤」。
パンツ付CDは出したけれど、正式にシングルカットになった曲のないこのアルバムの中で、実質的なリード曲という位置付けなのかな。印象的なベースのフレーズで始まるこの曲、私はとにかく好きなのであります。
ステージセットは昭和のキャバレーかダンスホールか。真紅のドレープの緞帳に派手な花柄の絨毯が怪しい場末感を醸し出す。でも何が一番怪しいかって、剛さんを囲むように置かれた大きさも種類も様々なクリスタルの群れ。例の石屋のMARKさんがアレンジしたものだ。後述のSWING-Oさんのブログを見ると、どうやら「クリスタルミックス」に協力された石の方々らしい。


歌い始めた剛さんの手元を見ると、マイクと一緒にもう一本のクリスタルが握られている。20㎝くらいありそうな、あれは剛さんのペットロック、「ライトニングクォーツ」ではあるまいか。地下に眠っている時に落雷に遭い、その傷に強いパワーを秘める「雷水晶」。これもクリスタルの音響効果を狙ったものだったのかな。
それにしても、ちょっと眠そうな潤んだ目がまたセクシーだなこれは、とか思ってると一番背が高いクリスタルに跨って腰を振り、カメラ目線でそっとウィンクを。あばば。しかしそこで事件は起きる。剛さんやおら漬物石くらいの大きさの(あんまりクリスタルっぽくない)ひとつを抱え持って歌い出す。よく考えるとこの番組ではこのクリスタル隊については一切説明がなされておらず、ファン以外の視聴者には「は?」もしくは「え?」な光景だったのではなかろうか。相変わらずのミステリアスクリスタロス。


肝心の歌は、アルバムよりも少しワイルドなテイストで、ああやっぱりいいなあ、生歌生演奏♡この曲の、風を切って上昇する、大気圏をも突き抜けてゆくような狂おしいほどの爽快感がいい。
ふと思ったけれど、今回ほどバンドを意識した曲でTV出演することはなかったのではないのかな?少なくともshmamanipponを始めてからもシングルは皆しっとりとした曲ばかりだった。シングルを出さない、というのは、いろんな番組でアルバム曲をいくつも披露できて、ファン以外の方々にも剛さんの世界観を知ってもらえる機会を生む戦略でもあるのか。少しでも多くの人にこの最高にFUNKYなバンドのサウンドを聴いていただきたいものだと切に思う。


そして、明日23日はMUSIC FAIR、曲は「いま あなたと 生きてる」。



☆SWING-Oさんのブログ⇒http://jazzmaffia.exblog.jp/21730455
レコーディングの裏話など、特にクリスタルの音に及ぼす影響のことなど書かれています。