「トーキョーライブ24」が異常に面白かった件


テレビ東京開局50周年特別企画「トーキョーライブ24〜ジャニーズが生で悩み解決できるの!?〜」が異常に面白かった。


月=NEWS・小山慶一郎、火=TOKIO・松岡昌宏、水=嵐・相葉雅紀、木=KinKi Kids・堂本剛、金=関ジャニ∞ ・安田章大というゴーカなメンツが、生放送で視聴者からのお悩みに答えるという2週間限定の企画。


どの曜日も一応テーマは決まっていたものの、そこはテレ東さん、あまり深く追求しない相談者&相談内容選び。当然グダグダになる相談コーナーの合間に、酔っ払いを集めて愚痴らせるとか、寂しい人の部屋に「ロンリーナイト盛り上げ隊」を送り込んで深夜にサンバを踊らせるとか、どうでもいい小コーナーを挟みつつ、テンポよく1時間番組は進行してゆく。


剛さんの木曜日は「寂しい人のお悩み」。最初、Fashion&MusicBookのようなものを想像してしまい、そんなんテレ東さんの社風に合うんか(失敬)とか心配したものの、雰囲気的にはまるっきり「どヤ」。周りのスタッフさんの笑い声も入って、あの録音ってきっとこんな風にやってるんだろうな、というかんじ。アシスタントのナナナの「中の人」博多大吉さんとは、小喜利で相性の良さは実証済みだったし、リラックスモードで終始笑顔の剛さんであった。


それにしても、いい企画だったと思う。
生放送というギリギリの状況の中で、ひとりひとりの人柄をうまく浮かび上がらせることに成功していて、ジャニーズをよく知らない人にも彼らの魅力を感じてもらえたと思うし、自担以外のジャニーズをよく知らずに観たファンを思わずまとめて事務所担にするくらいの効果があったと思う。


この5人のパーソナリティーも、誰が選んだのか知らないけれどいい人選だった。
「ジャニーズ」というブランドの性質を改めて思い知らされたというか、皆それぞれに個性的ながら、根底を貫く「ジャニーズ色」というものは確かに存在するとしみじみと思った。大切に守られている者たちだけがいつまでも持ち得る純粋さとか愛らしさとか、一言で言うと「大店のぼんぼん臭」的なもの。ジャニーさんの一存で合否の決まるオーディションで彼が見抜くのは、この「持って生まれた人間としての可愛らしさ」というものなのだろうな。
トップアイドルってえのは多分ルックスや運や努力だけじゃ務まらない。表面的にどんなにつくろっても、これだけ毎日多くの視線に晒されたらすぐにウソは露呈してしまう。長いことその視線のふるいにかけられ生き残った彼らの「愛される理由」に、やけに深く感じ入ってしまった2週間だった。


ま、それはそうと、この番組の影の立役者「ナナナ」こと博多大吉さんに盛大な拍手を送りたいと思う。毎日パーソナリティーによって細かくサポートの仕方を替えたりする繊細なお仕事、「ナナナ名言集」がすぐにまとめられるほど素晴らしい名言を連発、と、本当に楽しませていただいた。番組の途中にできた「ナナナのLINEスタンプ」が11日までで520万ダウンロードとか、急遽グッズ発売開始とか、いやもう大吉ナナナの破壊力はすごかったと思う。
この企画、次回があったらナナナはゼヒまた大吉さんでお願いします。
テレ東さん、いい番組をありがとう!


ナナナ名言まとめ→http://matome.naver.jp/odai/2139645224591321401?&page=1