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今夜はパワー・ウィークのプレゼント当選者さんの発表。「自分の大切な記念日」のエピソードを書いて応募すると、剛っさんがプレゼントのカレンダー中の当選者の「記念日」にしるしをつけてくれる、という企画。


<(当選者は)ゆりさんという方。2011年7月19日は約3ヶ月半の地球一周の旅に出た日。かなりうらやましい・・。僕は急に芸能界休んで、地球一周してきますって言えないですから。「今まで気付けなかったこと、異文化に触れて、自分と向き合う自分も増え、自分を取り戻せた特別な記念日」、ということですね。国を、国境をまたげば宗教も文化・文明も変わる。日本をいいと思ってる人も悪いと思ってる人もいる。でも日本人の前に自分であることとか、色々なことを考えながら旅することになると思うんですよね。異国文化に触れるってことはすごいストレスもあるでしょうし、すごい好奇心でドーパミンも出て楽しい時もあるでしょうね>


<こういう体験されたこと、今後も大きいと思うんです。それを一回覚えているということが。ぼくも色々な国へ行ってますけど、ハワイで満点の星空をみた時の感動を日本で思い返したり、奈良へ行った時の楽しかったことを思い出すのもストレス発散になったりする。経験って大きい。お金があっても時間があっても、自分の気持ちがなかったら、行かれへんもん。「よっしゃ!」って思った時、大きい決断して動かはるのもいいと思う>


この話を聴いて思い出したのは、ジャニーズの後輩くんたちが世界を旅する「J’J」というTV番組。今やってるのがタッキーの「南米縦断4800km」、その前がHey!Say!JUMPの知念くんと高木くんの「フランス縦断各駅停車の旅」。(Kis-My-Ft2の北山くんの「インド横断バックパックの旅」もあるけど未見。北山くん、すまぬ)。
何の気なしに観始めた知念×高木コンビの旅、結局最終回まで毎週楽しく観てしまった。パリからニースまで二人きりで(もちろんカメラさんは一緒だけど)地図とガイドブックと翻訳機(アプリ?)だけを頼りに旅をする。
乗る列車を間違えたり、道に迷ったりのトラブルてんこ盛り。でも、それをなんとか自力で解決したり、現地の人とふれあったりしていくうちに、最初は不安でビクビクしていた二人が、「国が違っても人は同じなんだね!」、「やればできるんだね!」、「僕たち成長したね!」とか確認しながら、日に日に笑顔になっていく。その姿に思わずタイムトリップして、大昔自分も同じ体験をしたことを懐かしく思い出してドキドキする。
タッキーは大人だから、「日本じゃこんなことできないもんなあ」なんてい言いながら不安よりは開放感をひたすら楽しんでいるかんじ(笑)。


剛さん、とりあえずこの番組はどうかね。企画書書いて自身で売り込んでみては?ま、それは半分冗談だけど、時間は自分で作らないとあきません。
今回のラジオでも、「正直しんどい」や「24CH△NNEL」のスタッフがいつか番組を再開できる日を思ってHPを閉めずにいてくれている、っていう話があったから、「しんどい世界遺産」を毎年一回でいいから特番として再開するとか、何かできないものだろうか。西野くんをお供に、今度は海外へ足を伸ばすとか。
もっとも、その西野くん、最近は絵本作家としても活躍中で、「俺はディズニーになる!」という豪語とともに、早速今年NYでイラストレーターとして個展を開くとか、あのとてつもないテンションで驀進中なのだ。


どこにいようと「意思をもって凛と立つ」日本人であること。剛っさんはそうありたい、あってほしいと言っていたけど、こんな大変な局面にあるニッポンにも西野くんみたいな若者は増えていると思う。
「案ずるより産むが易し」。乗る列車を間違えたら降りて乗り換えればいいし、道に迷ったって、その迷ったから出会えたものを楽しんでしまえばいい。地面は続いているのだし、時間はたっぷりあるのだし、知らずに刷り込まれた価値観をブチ壊してくれるようなドキドキする新しい体験は山ほど待っているのだし。