「アンダルシアに憧れて」を検証する [ソコどこやねん編]


さて、次の疑問「舞台はどこなんだ?」


一見アメリカ。港があって地下鉄もある都市、しかも大きな犯罪組織もあるとなるとイタリア系、スペイン系の移民も多いNYかシカゴ辺りが妥当か。

が、例えばアルゼンチンのブエノスアイレスなんていう可能性も。イタリア系、スペイン系移民が多く、公用語はスペイン語。メトロも走れば波止場もある。
でもあそこはタンゴで、フラメンコじゃないんじゃないの。と思ったが、スペイン系移民のばあちゃんが故郷を懐かしんでフラメンコを踊っていた可能性もある。
調べてみたら、20年ほど前から文化交流として、ブエノスアイレスでは毎年フラメンコ・フェスが、スペインのグラナダ(!)ではタンゴ・フェスが開催されてどちらも大変盛況だそうである。やはり移民先でまだ見ぬ遥かな祖国を想う人は多いのだ。


スペイン系文化圏で、麻薬犯罪組織がハバをきかし、メトロも走るメキシコシティやコロンビアのボゴタあたりも考えたが、どちらも内陸部で波止場はないので却下。


案外イタリアやスペインのどこかじゃないの?というのもやはり却下。この二国間はあまりに近い。電車に乗るお金がなくても歩いてだって行ける。やはり憧れというのは物理的な距離があってこそ湧く感情である。


てなことで、いろいろ書き散らしましたが、舞台に関しては以下のような可能性が大きいと思われます。
    1.アメリカのNYかシカゴあたり
    2.アルゼンチンのブエノスアイレスあたり
が、その他のマヌケなツッコミどころも考慮すると、
    3.東京
なんて身もフタもない選択肢も生まれます。
50〜60年代の鈴木清順なんかの破天荒な和製ギャング映画の世界。
ボルサリーノに葉巻でキメた宍戸錠が日の出埠頭あたりで浅丘ルリ子のカルメンを待っている。そんなのもまた味があってよろしいかと。


・・・なんていうところで、前回の推察にある主人公の人物像も併せて、お好みの「アンダルシアに憧れて」をお楽しみくださいませ。


ところで。実はもうひとつ気になっていたのが、「スタッガーリー」。
昔のギャング映画かなんかに出てくるキャラかな?と思っていたのだけど、調べてみると、意外な事実がっ。


やっぱり今日も   <つづく>