剛さん@「東京まちかど☆天文台」後編


「空大親友」(by ともえちゃん)の二人、今週の後編は「LOVE LOVEあいしてる」で一緒に行ったハワイでのエピソードで盛り上がる様子がとっても楽しそうで和ませていただきました。


行きの飛行機の中で二階席にいたKinKiの二人から、「窓から星がきれいに見えるからおいでよ」と言われて、皆で窓を取り合いながら星空を見た話。「可愛かったねー、みんな!(byともえ)」


ハワイであまり星がきれいなので夕食のあと抜け出して、人気のないところで海に浸かりながら星に話しかけていたともえちゃん。そこにふらりと現れた剛さんに、「おーい、しのはらー」と声をかけられて、恥ずかしくて全力で逃げたという話。「オレは見ちゃったよね、ホンマのおまえを!(byつよし)」


ついでに、コーイチくんは星に縁がないという話。CM撮影で行ったハワイでホテルのバルコニーから夜空を見上げていた剛さんとコーイチくん。普通いっぱい見られるはずの流れ星が全然流れない。それが、コーイチくんがトイレに立った瞬間にふわーっと流れた。


心にしっかりと刻まれた10代の頃の思い出。話すうちに、ともえちゃんの声がだんだんと昔に戻ってゆくみたい。剛さんは相変わらずちょっと大人の男っぽく構えながらも、声がとっても温かい。何年離れていても会ったら昨日の続きみたいに話ができる仲間ってほんとにいいな。


昔から知ってるともえちゃんには、「父親目線」になると言う。
「世の中で流れてるしののイメージは皆誤解してる部分も多いよ。ちょっと”とんでる”とか大半がそう思ってる。人間的で女の子らしいとこあるのに、もったいないなと思う。TVやラジオや雑誌とかに気ぃ遣ってほんとの自分を伝え切れないフシがこの人にはあるなあ、この子はほんとはこうなのに、っていうとこが伝わればいいのに、っていつも思いながら見てる」


・・・確かまるで同じことを昔コーイチくんにも言ってたような。「オレが堂本光一をプロデュースしたらもっと売れる!」とか。剛さんは人一倍洞察力のある人だから、その人らしさがうまく発揮されていないことにはがゆさを感じるんだろう。父親というよりむしろプロデューサーとかディレクターの目線、なのかも。こういう人だから、いつか自己プロデュースのドラマを撮ってみたいとか思うのだろうな。


今日の1曲は「街」。
「自分が生きてる証とか意味っていうか、自分から悩み抜くことで出てくるものが歌いたいと思って、音楽やったらほんとの自分を伝えられると思った。前後のMCはカットされようが何しようが、歌ってる間は誰もジャマせえへんから。自分で(曲を)書いてしまえば、本当の自分をその数分間だけでも生きられると思った。
結果、事務所のエラい人に呼ばれて怒られたりしたけど、今となってはこの曲を作ってほんとによかった。こういう気持ちになれる曲が人生の中で自分で作れて、自分が自分に対して提供した曲として作れてよかったなあーって、34歳になった今も思える曲になった。
一番最初に世の中に対して出した曲っていうのは、なんかわからんけど力を持ってるんだなあと思う」


多分これは、カバのプロモで何度も何度も「街」を歌って、剛さん自身も改めて感じたことなんだと思う。彼がともえちゃんと出会った10代の頃から、ずっと心の奥の方に閉じ込めていたものが、堰を切るように溢れ出して形を成した曲。そうやって最初に出てきたものが、その人の終生のテーマとなるのかもしれない。
それにしても、「歌にしたら自分の気持ちを誰にもジャマされないで言える」というのは、その時の彼の「生きよう」とする必死さが伝わってくるようで切ない。


この先も、きっと彼の人生の節目節目に歌われるのであろう「街」。その都度またあの「ふたりの剛」のコラボが聴けるのかと思うと今からわくわくしてしまう。