剛さん@「東京まちかど☆天文台」


先日、新堂本兄弟に出演した篠原ともえちゃんのラジオ「東京まちかど☆天文台」に、今日は剛さんがゲスト出演。
近年まるで別人のようにしっとりとした大人の女性キャラへと変貌したともえちゃんに対抗するかのように、剛さんもなんとなく大人なムードを漂わせようと頑張っていた感が。


と・・ 「剛くんは星とか天体のイメージあるんですよね。宇宙好きだもんね」


つ・・ 「そうですね、宇宙に行く勇気はないですけど。僕は奈良っていう土地に生まれてるから、夏の大三角や白鳥座、天の川もリアルに見えるし、小さい時は織姫さんと彦星さんは今日逢うてんのやろな、とか星空を眺めながら思ってた。奈良の南部にある天川っていうところは、星がちょー綺麗で、UFOよく出るなんて話を聞いたり。星空や宇宙が身近にあるかなあ」


と・・ 「夏の大三角とかご存知なのにびっくり!」


つ・・ 「学校で習って実際空を見たら、ああ!って。歴史でもそうやけど、教科書開いて平城宮跡どうこうってとこにチャリンコで行ける。そういう時空感、時間ではなくて時空感みたいなものを幼少期から過ごしてたのは、音楽をやる上でも、非常に現実的に作業を進める自分もいるし、想像力が養われた部分もあったようで、いい具合に両方活用できてるかな」


と・・ 「実際、剛くん今も星見たり月見たりしてるの?」


つ・・ 「よくしますね。奈良にいた時にすごくそういう時間多かったから、東京で自分を見失いそうな時とか、心の整理をしたい時に、なんとなく星見たりとか。太陽も好きやけど、やっぱり月が好き」


と・・ 「確かにメインの天体より、剛くんて衛星とか好きそう。皆が土星の輪っかーって言ってる時、”ちょっと、あの衛星何?”とか」


つ・・ 「歌詞に”火星”って入れてみたりとか」


と・・ 「あ!Familyでしょ!Family、Family!!コーイチくんが作曲なさって、剛くんが作詩をされて」


つ・・ 「いつか火星に行く日が来るんだろうけど、その時に地球に残る人もいるんだろうなー、っていうとこまで書きたかったんだけど。ひとりで歌う時なら書いたけど、ふたりで歌うからそこまで奥まっても、と思って書かなかったけど・・本当に書きたかったのは、”地球に残るべき力”みたいなこと。もう住み難くなったからこっち行こうぜ!とかって感覚があんまり好きじゃないから。
天体のメインどころも好きやけど、ちょっと逸れたところに注目してみたくなってしまうかな。そこに何があるんだろうなーって思ったりして・・」。


「天文台」での星空トークの後に流れたのは「Family〜ひとつになること」と「Another Orion」。特にこんな話の後の「Another Orion」はまた格別の味わい。
この曲、よく歌詞を読むと、一体どういうシチュエーションなんだろう?と思う。最初は男女の別離の話かと思ったけど、親子の話の方がしっくりくるかな。旅立ちの時が来た我が子へ、「もう大人なのだから私の元を離れ、お前はお前の人生の道しるべに向かって歩きなさい」、という父からの言葉。


そう言われれば、Enyaには「Aldebaran」という曲があったっけ。
Aldebaranはオリオン座のすぐそばにある牡牛座の大きな赤い星のことで、「長く深い眠りから目覚めよ! 下を見ろ アルデバラン 赤色星を目印に歩こう この旅が終わるまで あの赤色星を目指して」という曲だった。
星を目印に季節の行事を行っていた古代ケルト人の一年のはじまりは11月で、その頃の夜空に一晩中輝くのがAldebaran。そこから、この星もまたケルト人には新天地へ向かって歩き出す目印になった。
星はいつの世も、こうして地図を持たぬ旅人を目指す方角へと導くものなのだ。


ちなみに、このAldebaranの周囲には100個あまりの星からなるヒアデス星団なるものが広がっていて、そのヒアデスというのはギリシャ神話に登場する「雨を降らせる妖精」なのだそうな。
天上に輝く雨を降らせる妖精たち。なんともロマンチック。この長雨が上がったら、ゆっくり星空を眺めてみたいもの。


☆剛さんは来週の放送分にも登場するそうです。