「新堂本兄弟」 玉置×KinKi 「むくのはね」


一昨日のゲストは、V6の岡田くんと榮倉奈々ちゃん。
岡田くん、かっこいいなあ。最近若い層にV6人気が炸裂中だそうですが、その中の最年少「少年オカダ」も32歳。少し前に観たV6のMVでも(すみませんタイトル忘れましたー。みんなでクラブに行くやつです)、岡田氏はちょっとした仕草や目線の端に「無口な男の色気」とでも言うようなものを尋常でなくダダ漏れさせており、わたくし「ぬぬー」とか呻きながら動画をリピってしまったことを白状します。やっぱね、男は30からですよ。ドンッ。


ごほごほ。さて、「むくのはね」。
玉置さんがスペシャルゲストで登場、KinKi Kidsと3人ヴォーカルでの披露。思い出される年末の「15コン」でのKinKi Kidsヴァージョン。コーイチくんが「いい意味で自分に酔える曲」と言ったとおり、やや感傷的なほどにドラマティックな小品、といった味わいに仕上がっていたっけ。今回は、やっぱり玉置さんのあの大きな存在感に圧倒されてしまった感があったかも。既にレコーディングも済んだそうだし、近いうちにまたftrヴァージョンが聴けそうなのが嬉しい。シングルのカップリング?それとも「Lアルバム」かな?


しかし、今回岡田くんは歌わなかったし、来週の555回のゲスト郷ひろみ+剛力彩女の「55コンビ」も歌は歌わず、剛さんの「カバ」から「優しさを胸に抱いて」をコーイチくんと共演と、ゲストではなくKinKi Kidsが歌う、きくちさんの怖いほどの大盤振る舞いが続く。
歌えるゲストが来ても、あえてKinKi Kidsに歌わせ、しかも「優しさ〜」をあえてKinKi Kids二人でやらせるとか、やっぱり「カバ」は今年という「KinKi Kids推し推し年」(例の「ぼくも」事件で表明された二人の希望)と、きくちさんの「口パク廃止」から始まった音楽番組改造計画の二つを絡めた企画として、突然浮上したのではないかと思う。カバーならFNSや彼の他の音楽「コラボ」番組にも(言葉は悪いけど)使えるし、KinKi Kidsの「Lアルバム」がその後に続くとしたら(あくまでも希望ですよ)、「カバ」で剛さんが話題になることがその前宣伝ともなる、一石二鳥の「剛×きくち」コラボ企画。


この音楽番組やバラエティー番組=宣伝の場、というのもわりと新しい伝統で。最近この人よく観るなあ、と思うと間違いなく番宣、新曲プロモ。それ以外の時は全く露出がない。
フと思ったけど、むか〜しバラエティー番組の中にあった「歌のコーナー」が無くなったのっていつなんだろう?またああいう形式のものが増えたら、ちょこちょこと歌番組の減った穴が埋められるし、何度も歌っているうちに売れるスルメ系ヒット曲なんかも沢山出てくるのにな。
とにかく、歌番組というより「歌える場」を増やす事って大事なのではないかしら。でも、そんなのは歌謡曲の頃の話で、きょうびのアーティスト志向の歌手には、お笑い番組の一角で歌うのなんて嫌がられるんだろうか。作りようでは新鮮な気もするけど。ま、ああいうこともできたのが、以前KinKi Kidsとの対談で秋元さんが言った「歌謡曲のタフさ」というものか。


今月は月刊Songsが「カバ」記事12P、しかも図書委員本屋コンビニで大逆上間違いなしのアイドルモードの剛さんグラビア満載ということで、迷わずゲット。
しかし、雑誌業界も大変だなー。いつの間にか月刊「明星」「平凡」がなくなって、TV誌が「TV欄のあるアイドル誌」になってるし、いろんな雑誌が面白い淘汰のされ方をしていることに気づく。さっき「火曜曲!」を観たら、また70年代歌謡曲の特集で、フォークソングから演歌までいろんなTVRを流していた。今はああいう歌番組作りって紅白以外有り得ないのと同じで「みんなが読める雑誌」なんて誰も読まないんだろうな。好きなものしか見ない聴かない。TVがひとりに一台ある時代の音楽番組って?いろいろ考えてしまった。