選挙のことなど


今日は久々に終日家でゆっくりしたものの、自民圧勝の選挙結果にクラクラして、なんだか休んだ気がしませんでした。いいのか、ほんとにいいのか、ニッポン。


でも、安倍さんに何か大きい改革ができるとは思えないし、たとえ法律が改悪されることがあっても、またその次の政権でやり直せばいい、とポジティヴに考えるしかありません。でも、たまりかねた国民が大挙して選挙に行くようになった頃にはもう手遅れで、大切なものはすでに失われてしまっていた、ということもあると思うのです。そのいい例を私たちは大震災、福島原発の事故で嫌というほど見たはずです。大きな変革の時が来た、と誰もが思いました。でも、そこでわかったのは、利権というものは命より大事らしい、ということだけでした。


「興味が無い」「誰に投票すればいいかわからない」という若い世代の投票率が低かったようですが、きちんと政治に興味を持たないと、若年層の失業率をどうにかすることより、年金問題に予算は行ってしまいます。棄権することと白票を投じることは違うと、教えて投票に行くことを促すのが大人の義務なのですが、今回の結果を見ると大人は大人の事情で手一杯のように感じました。
大人を信用しすぎたり期待しすぎたりしてはいけません。してないと思いますが。
自分たちの権利は自分たちで、選挙で勝ち取る、というのが民主主義であり、国民に与えられた権利です。棄権は自分の未来を他人に委ねることと同じです。一度きりの人生を自分の生きたいように生きることを放棄することです。


私は今も国籍は日本なので在外投票をしました。同じ境遇の人たちには、震災後、離れているからなおのこと故郷のことを心配し、特に「今回は行かなくちゃ!」という方が多かったような気がします。


それにしても、Twitter上に見る意見と自民圧勝という結果がどうも同じ現実とは思えぬほどで、興味のある人とない人の温度差の大きな選挙でした。