ロカルノ映画祭 前書き


戻りました。暑っ。避暑地から暑いとこへ。なんか間違っとるウチの夏休み。


ロカルノ映画祭、行ってきました。
が、朝、楽勝な時間に出かけたはずが、道に迷う→渋滞にハマる→駐車場が遠い→映画祭のインフォメーションセンターで誰も河瀬直美監督の「塵」上映館の場所を知らない→堂々と間違った場所を教えられるetc.という細かい災難に遭いまくり、気づけば既に上映開始時刻を30分過ぎていて諦める、という、なんとも「ダッセーな、自分」な展開。その上、後で聞いたら上映開始が50分遅れだったとかで思わず笑った。笑うしかないっしょ、コレ。(涙)


仕方ないので午後のイベントまでロカルノの街をブラブラ。
好天のお昼時、気温は30度前後と、暑さに弱い私が絶対に出歩かない時間帯ゆえ、なるべく日当たりの悪い空いたカフェを選んで軽く食事をとる。こんなスイスの田舎町が、この期間ばかりはどこぞの映画関係者風や俳優さん風などセレブ臭の強い人々で溢れかえっており、ついキョロキョロするわたくし。
ロカルノはマッジョーレ湖の湖畔にある古い小さなサマーリゾートのひとつ。アルプスの山々から流れ込む水で、夏でも湖水はひんやりと冷たい。その湖畔の「ビーチ」では甲羅干しをしたり、ボートやウィンドサーフィンなどをする人、山に入った清流では泳ぐ他にも深い淵でダイビングを楽しむ人等々で賑わう(ちなみにNEWSの手越くんがいつだったかイッテQで飛び込んだ川やバンジーしたダムもこの辺り)。


そのロカルノで毎年この時期に開催される映画祭も今年で65回目。去年は松本人志監督が招待されて「さや侍」「大日本人」「しんぼる」が上映された。そして今年は河瀬直美監督が、コンペティションとは別に招待され、新作の「塵」の上映、その後にフランス人映画ジャーナリストのJean-Michel Frodon氏との公開対談があった。


会場はメインスクリーンのある町の中心から徒歩10分ほどの特設会場(テント)。誰でも気軽に座って対談が聴けるようになっているオープンスペースだ。聴衆は60~70名。各国のカメラマンが6~7人、入場してきた河瀬さんを取り囲んでまずはフォトセッション。レッドカーペットを歩く時と違って、Tシャツにゆったりとしたデニム、サマーニットのカーディガンというラフなスタイルで、カメラに笑顔を向けている。迎えるFrodon氏に促されて中央の席に河瀬さんが座り対談が始まった。
<つづく>

というのは、まだ対談部分の文字起こし中で(汗)。1時間とちょっとのインタビュー、とってもいいお話ばかりで、やはり河瀬監督と剛っさんは、同じ奈良のDNAを共有している、と確信しました。(笑)近日UP予定。(言霊)