shamanippon 映像化は堤監督!


昨夜(14日)のShipに、撮影隊が入った。いよいよDVD用の撮影なんだなー、と喜んだら、なんとそれがまた「平安結祈」と同じく堤幸彦監督というから驚いた。乗船した方によると、クレーンやハンディーなどカメラは全部で7台くらい入っていたとのこと。堤監督、「くにづくり」をとことん応援するつもりらしい。前エントリーでそのことを書いたばかりだったので、このニュースにはもう心躍って仕方がない。


最近のレポを読んでいると、どうやら剛っさんは益々積極的にステージを降りては「お散歩」を続けているらしく、時に1公演中に2度の「お散歩」もあるとか。しかも、歩きながら沿道のひとりひとりと目を合わせていくとか、わずかずつであれどんどんオーディエンスとの距離を詰めていこうとしているようであり、彼もそれを心から楽しみながらやっているようだ。
私が「お散歩」を観たのは、まだそれを始めて間もない時期で、今思えば硬さがあったように思う。彼にとっても「何が起こるか予測のつかない実験」だったんだろう。ファンをいくら信用していても、自主的にそういう形でその真ん中に入っていくのは初めての経験だったはず。彼ににじり寄られて固まってしまった子よりも、緊張していたのはむしろ彼の方で、こちらを睨むようなあの眼差しは、ある種の「鎧」ではなかったか。


彼の纏っている「匂い」も話題になった。ひそかに私も深呼吸した彼の「匂い」。タハハ(汗)。たっぷりと振った(らしい)濃厚な甘い匂いの後に、ふんわりくるちょっと薬草のようなお香のような匂い。(今まで彼がインタビューなどで使っていると明かしたドルチェ&ガッバーナやブルガリを試してみたら、ドルガバなら「10 LA ROUE DE LA FORTUNE」、ブルガリなら「JASMIN NOIR」が近いような気がする。ちなみにどちらもファム。←皆様のご意見をお待ちします)


「匂」という文字は平安時代からあった国字なのだそうだ。「にほひ」=「に=丹(赤)」+「ほ=秀」のこと、つまり、元来は目に色鮮やかな赤色のことであり、また「ひびく」という意味もあった。今でも、「つややかな声の美しさ」や「生き生きとした存在の美しさ」を「匂うような」と表現するように、嗅覚だけでなく視覚や聴覚など五感に「ひびく」もの全てを表現する文字なのだ。今の彼を見ていると、まさに色々な「匂」が洪水のように押し寄せてくるかのようだ。
甘〜い匂いの鎧を纏い、ギター片手に戦場をゆくウォリアーつよし。そんなイメージを勝手に描いて勝手に悶絶してみる。


さて、撮影があって喜んだのも束の間、その彼が膝の半月板を痛めたとのこと。
今夜(15日)のライブ中に本人より「右膝の半月板にヒビが入った」と報告があったそう。痛みがあったので病院で検査を受けたら「半月板が裂けるチーズみたいになってる」から激しい運動&正座を禁止された、と。それでも全くそれを感じさせることなく普通に踊っていたとのことだけど、大丈夫なのか!?と焦ったが、アスリートやダンサーにはよくあることなのだそう。完全に治ることはないので、無理をしないように気をつけながら一生付き合っていくしかないらしい。
あと10公演を切り、カウントダウンの始まったShip。大事にして、是非無事にオーラスを迎えて欲しいと切に思う。


追記:7月17日付けの堤監督のブログに『先日の奈良・西大寺の特設ホールにおける堂本剛氏のライブ収録は30台のカメラを使った。アーティストの思いと演奏者のリアルを余すところなくドキュメントしたかったからだ。上手くいったと思う。「平安結祈」に続く作品として発表したい』とのコメントあり。また映画化!?