shamanippon 新曲!


帰国まであとわずかとなり、台風の中いろいろ片付けものをしていたら、停電!
停電なんて一体何年ぶりだろう。不謹慎を承知で、なんとなくアガる自分。懐中電灯の光だけじゃ動けないので、充電してあったPCでブログをばおもむろに更新しよーっと。暗くて静かで書き物に絶好だな、停電。気も散らないし。
※結局、朝6時まで復旧しませんでした。。


18、19、20日とshipは休演。これはラッキーだった。奈良市は停電などなかったようだけど、列車が止まったり、徐行運転のところもあったようだし、この状態だと東海道新幹線はもしかして止まっているかも。。と、今夜の乗客には帰路足止めを食って帰れなくなった人が沢山いたに違いない。


そのshipで17日、新曲が発表された。
当日乗船された方たちからツィートされたのは「I'm gonna take you to Shamanippon」(「I wanna〜」という説もあり)という曲と、もう一曲。アンコールの最後にお披露目があったと言う。ネタバレしてはいけないと皆さん気遣ってか、詳しいことがよくわからないけれど、「ソウルフル」「アゲアゲ」とか、こちらの期待を増幅させるようなキーワードだけがダダ漏れてくる。「レコーディングは東京に帰ったら一発録りで」「近々いい報告をしたい」とか、もう次のアルバムの準備中というような含みを持たせたコメントもあったそう。


「ラカチノトヒ」は多分このShamanipponのプロジェクトのはじめの一歩で凝ったものになったけど、今ライブを観てしまった者としては、とにかくライブ盤を!と切望してしまう。あの曲たちがライブで一体どんな風に進化したかを、メンバーのテンションが最高潮に達した一夜の記録を「LIVE@ship」として是非ライブCDとして残してほしい。贅沢を言わせていただけば、ライブDVDも、いやライブ映画として、乗船できなかったファンだけでなく、「平安結祈」や「ラカチノトヒ」で堂本剛という人に興味を持った方たちに披露し、できる限り多くの人たちと彼のライブの醍醐味をともにわかちあいたい。でないとコレはバチが当たると思うのだ。皆の熱が冷めないうちにライブ盤を!プリーズ!


そしてもうひとつ特筆すべきこととして、剛っさんが客席に降り始めた。最初は最前列だけだったものの、先週は客席の6列目と7列目の間の通路をギターを抱えて練り歩いたとか。この通路では「くにのうた」の時にSASUKE・ルイス・かわ島の3名のラッパ隊が舞台から降りて演奏する場所でもある。でもそれほど広いわけでもなく、観客がちょっと手を伸ばせば剛っさんに触れられる。それどころか、もっとすごいことだってできちゃうくらい、とにかく剛っさんがアナタの鼻先をすり抜けるのだ。きょーん。うーん、私だったら多分思い切り深呼吸して匂いを嗅ぐ。匂いの記憶力には自信があるんで。うーん、不審だ(笑)


ま、それはこっちに置いといて、コレってもしかするとすごい進歩なんじゃあるまいか、彼的に。そこまで信用してもらった私たちは、いやもうとにかくなにがなんでも意地でもテコでも彼に触るわけにはいかない。そんな矢先前回の「新堂本兄弟」でも「人にカラダを触られるなんて絶対いやだ」とか言って、予防線張られていたような気もしたり。。


このshipでの剛っさんはあくまで陽性だ。自分の信ずるものをShamanipponと名付け、きっとライフワークとなるであろうプロジェクトを始動することができた、という自信、そして希望が、これまでの堂本剛という人を語るときの枕詞となっていた「繊細」「儚い」「暗い」的なイメージをきれいに払拭した感がある。ライブから伝わってくるものは、「力強さ」、そして「柔らかさ」。あの傷つきやすく、どこか不安定で、ひりひりするような肌触りの彼の書く詩を愛した人には、もしかしたら物足りなさを感じるんじゃないかと思えるような、何かを吹っ切ったかのような安らかで軽やかな彼の笑顔がとても印象的なのだ。
やっぱり、あれを映像で残してほしい。