「願う以上のこと 祈る以上のこと」


剛っさんが吉野で救済ボランティアをしたらしい。
それがどんな作業だったのか詳しいことはわからないが、現地に赴いて実際に被害を自分の目で見、地元の方々と話すことは、次に「自分にできること」を考えるヒントになるに違いない。


「K album」に収録された「願う以上のこと 祈る以上のこと」。先日の「どヤ!」にて一部が披露された。
愛する君に大切なことを伝えたいけど、言葉が見つからない。それが君を悲しませてる。「想う気持ちはきっと ただそれだけじゃダメなんだ」 
 

これを聴いて、私の大好きなデペッシュ・モードの古い曲を思い出した。「Love, in itself」。この曲のメッセージは「Love is not enough in itself」=愛はそれ自体では十分ではない。 つまり、心の中にどれほど溢れる愛を抱えていようと、アクションをもってそれを伝えることをしなくては、相手には伝わらないし、状況は何も変わらない、ということ。 


アクションを待つのは、愛する「君」だけではない。世界には、ありとあらゆる分野で場所で支援を待つ人々がいる。地震や洪水の被害がある一方で、旱魃による飢えや伝染病に苦しむ人がいる。盲導犬を必要とする人、臓器のドナーを待つ人、震災遺児、交通遺児・・。そこへどんな形でもいいから、自分なりのアクションを起こす。
何に支援をするかは、その人の自由。「大切」のプライオリティーは自分で決める。


日本国内を例に挙げるなら、被災地で瓦礫の除去を手伝うだけがアクションではない。例えば何の被害もないのに客足が遠のいてしまった観光地を訪れてお金を遣う(そしてその楽しかった思い出をブログに書く!)、動物好きで飼える環境のある方なら被災したペットの一時預かりなど、楽しみながらできることも多い。
それだけでなく、義援金を送る、デモに参加する、嘆願署名をする、意見を投書する、ドナー登録をするなど、自分の望む社会の実現のための小さなアクションも、その輪が少しずつ広がることで、状況を大きく変えることができる。


愛とは相手の望むものを捧げること。胸の奥にしまっておかないで、行動にうつすことで、気持ちを伝える。できることをやった上で、祈りを捧げる。
それが、「願う以上のこと 祈る以上のこと」のメッセージなんだと思う。


以下、ほんの少しだけど、各種支援サイトの紹介。


震災ボランティア・プラットフォーム 被災者と支援者のマッチングシステムhttp://b.volunteer-platform.org/
震災ボランティア情報・募金情報・支援情報
http://www.volunteer-info.net/
震災ボランティア+温泉バスツアー
http://www.itteco.jp/special/volunteer_bus_tour.html
ペットの救済
http://www.jhpa.net/
台風12号 災害支援救済サイト
http://mvsc.jp/mie/
ユニクロ 古着リサイクル等
http://www.uniqlo.com/jp/csr/
日本臓器移植ネットワーク
http://www.jotnw.or.jp/