「NIPPON」 in Europe !!


観た食った飲んだ。
麗しく美味いフランスを私が堪能している頃、どなたかがまた「フランス人と付き合いたい」などという発言をされたようですが、うーんまあちょっとそれは仕方ないか、と思わざるを得ないところなんだわ、フランスって。


♪天国よいとこ一度はおいで 酒はうまいしねえちゃんはきれいだ♪というお下品な歌が昔あったけど(笑)、フランスはまさにそういうパラダイス。日本だけでなく、世界中の男子の妄想を一手に引き受ける「フレンチロリータ」は今も健在。女の私でも振り返ってしまうほどの美女美少女がうようよしているし、泊まった田舎のB&Bの農家の太ったおばちゃんにすら、なにかふんわりと砂糖をまぶしたような
甘さがある。やっぱりフランス語、かな。あの響きには魔物が巣食うんだ。


と、しみじみ敗北感を感じていたら、剛っさんてば欧州15カ国デビューだったとか。
調べたら「NIPPON」発売元GANSHIN(岩神)レコードは2004年に設立されたドイツのインディーズのレコード会社で、イギリスの大手ROUGH TRADEとも繋がっている、日本人アーティストを扱うインディーズとしては結構大きな会社のよう。
しかしサイトを覗くと、ずらーっと並ぶ日本のビジュアル系バンドの中にいきなりの「堂本剛」というのは、事情がわかっている日本人には若干違和感ありすぎ(笑)。でもその中にGacktや西川貴教くん(Abingdon Boys School)の顔もあるし、ヨーロッパ中に販売網があって、イベントやツアーなどのマネージメントやグッズの販売もしてくれるんだと思われる。
ふーん、へーえ、とサイトを深くたぐってゆくと、それは欧州に於ける日本文化=アニメ・マンガ・J-POP系の、コアなニッポンサブカルおたく御用達サイトにずぶずぶと繋がってゆく。うはー。


それにしても、このGANSHINさんのサイトだけ見ても、すごい数のビジュアル系バンドが欧州でツアーをしたり、音楽フェスに出演したりしたりしている。イギリスでは昔、地元でだけウケてるバンドを「Big in Japan」と呼んでバカにしたものだが(そういう自虐的な名のバンドもあった)、こういうJapanでは無名に近くて外で異常にウケている人たちのことは一体何と呼ぶのだろーか。いやー面白い現象だなー。


ま、とにかく「NIPPON」はAmazonドイツで手に入るし、一安心。日本へも発送してくれるから、日本のファンも入手可能でよかったよかった。もしAmazonで買えなくても、以前GANSHINからアルバムをリリースしたバンドの「輸入盤」を東京のディスクユニオンで買った、という記事をちらっと見たので、そのうち輸入レコード専門店などで買えるようになるのでは。
インディーズということで、プロモらしいプロモは多分ゼロと思われ(アーティストの中にはサイン会など開く人もあるようだけど、まさかね)、日本のファンが輸入盤を買うことで、GANSHINのサイトやAmazonドイツやイギリスなどのインディーズチャートに名前が出ることが唯一のプロモかな、と。私はこちらの友人の誕生日とかクリスマスプレゼントにさりげなく贈ったりして、草の根プロモを展開予定。
そして15カ国それそれで何枚売れたか、ということでツアー内容なんかも決まるのかなーと期待に胸ふくらむ2012年なのだ。


そういえば、ジャニーさんもギネス入り。来年はラスベガス公演とか!?コーイチくんもぼちぼち凱旋公演、そして「K」アルバムも、とKinKiばかりじゃなくジャニーズ周辺に華やかな話題も多くて嬉しいな。