SMAP×SMAP with Lady GaGa


復路はコペンハーゲンで7時間待ちの悪夢再び、なんてーこともなく、フライトは全て順調。無事我が家にたどり着きました。
コペンで往きのトランジット時に目をつけておいたデンマーク製のタツノオトシゴのモビールを買いーの、余ったデンマーク・クローネで謎の駄菓子を買いーの、最近の空港はショップが増えて楽しーい。大散財のリスクはありますがね。(汗)


さて、今朝は早速この移動がらみで観られなかった「新堂本兄弟」と「SMAP× SMAP with Lady GaGa」を鑑賞。
剛っさん、久しぶりに巻きものでおデコ全開。でも衣装がいつにも増してラフだしサンダルだしで、なんだかお風呂上りのおばはん的風情でもあり。前回との差が激しくて笑いました。気合の入り具合を衣装で表現するのはやめましょう。
しかし、自分もかつてはそうだったとは言え、あの年頃の女子のガールズトークというのは「姦しい(かしましい)」という言葉がぴったり来る暴力的なスピードと情報のカオス。若干引き気味だった剛っさんの代わりに西川くんが頑張ってくれてました。ふむ。彼のあの座り位置は今回みたいな状況で生きるわね。剛っさんの苦手なガールズトーク時に影武者として頑張っていただきたい。(笑)


「SMAP×SMAP with Lady GaGa」、彼女のタダモノではない存在感が圧巻でした。ああいう時は大物ゲストでもビビらない木村くんのタメ口攻撃が頼もしい。彼女だってまだ25歳(!)だし、あんな風にイジられること少ないんだろうし、なんだか楽しそうでしたね。朝からリハやってたからかな、お互い気心が知れていい雰囲気が出ていた気がします。
彼女の「Born This Way」、歌詞を初めて知ったけど、衝撃的なほどのポジティヴさに思わず感動。自分でも言ってたけど、イタリア系なのね、彼女。きっと両親(少なくとも母親)が敬虔なカトリック信者なんだろうと思う。
<''THERE'S NOTHIN WRONG WITH LOVIN WHO YOU ARE"
SHE SAID, "CAUSE HE MADE YOU PERFECT, BABE">
(自分を愛するということは何も悪いことじゃない。だって神様はあなたを完璧に作ったのよ)
<I'M BEAUTIFUL IN MY WAY 'CAUSE GOD MAKES NO MISTAKES
I'M ON THE RIGHT TRACK BABY>
(私は私のままで美しい。だって神様は絶対に間違えたりしない。私の生き方は間違っていない)


こんな風に「神=信じるもの」をきちんと持てるよう育てられたのは、Lady GaGaという人間、アーティストを形作る上で本当に大きい要素だったと思う。自分をとことん信じていなくては、人と違うことをあれほど自信を持ってやっていくことは不可能だもの。


うちのツレアイの親もそうだけど、カトリックの人たちを見ていると本当に親が子を溺愛し、甘やかして育てているように見える。でもそれはどこかで「子供は神様の作ったものであり、それを曲げることなんてしちゃいけない」と思っているようでもある。
だから親であっても親しい友人であっても「あんたはこうするべきだ」的なことは言わないで「あの人はああいう人だから」と文句を言いながら付き合っている。そう、「アホは死ぬまでアホのまま」「伸びる子は伸び放題伸びる」=「人はそれぞれに神様に与えられた運命を生きる」という世界観なのだ。
幸せなようでそれも大変そうだなーと思うのは日本人の考え方。アホも「あなたはそれでいいのよ」とお墨付きをいただいて生きられるので幸せ、周りも「迷惑だけど神様がそうしたなら仕方ない」とフォローにまわることをいとわないので幸せ。神の御許では誰もが平等。なんだか不思議なバランスが成り立つから、皆あんな風に楽しくのびのびと生きられるのだ。信じる者は幸いである。


こうしてマドンナもその後継者となるGaGa様もラテン系=カトリックであるってことは意外と大きな意味を持つのかもしれないなとフと思う。

SMAP×SMAPで歌われた「Born This Way」の一部、剛っさんの言うところの「十人十色」と同じ。「縁を結いて」の歌詞とダブるところがある。
カトリックに限らず、何か信じるものを持つ者の心の強さ、そして広さは万国共通なのだ。