オトコ社会よ!


やっぱ昨日の国際フォーラムでのイベント、剛っさんが特別ゲストとして出演したそうですね。「ソメイヨシノ」「街」「Love is the key」の3曲を歌い、最後に他の出演者たちとジョン・レノンの「Give Peace A Chance」を歌ったとか。
行きたかったなあ。
私は友人と新大久保で激ウマの海鮮チヂミと焼き肉を食べ、妹へのお土産にグンちゃんのステッカーとポストイットを買って、そのイベントの開演時間には新幹線に乗って帰路につきました。今日の午前中に約束があったのでね。
なんかねー、剛っさん周辺のイベントって突然過ぎるのよーっ。ギリギリになって事務所の許可が下りたんだと思うんだけど、結局「T君」ということだけで本当にそれが彼なのかどうか最後までわからなかったとか、そうまでする事務所の意向って意味不明すぎる気が。タレントがチャリティーイベントに出ることってジャニーズにとってプラスのイメージしかないと思うのだけど。イメージよりカネなのか。わからんっ。


今日は今日で新聞読んでたら週刊文春に「ジャニー喜多川 超高級マンションと堂本剛」という見出し。なんだなんだとチャリ飛ばして本屋へ。
結果=限りなくウンコ系記事です。買わなくていいです。小さな記事だし、気になるなら立ち読みでオッケー。
要約すると、ジャニーズグループが2003年以降に都内の高級タワーマンションに計4部屋(20億円相当)を購入。その中の相場では1億5千万円ほどの一部屋を
剛っさんが購入、キャッシュで払った(らしい)。
ええやんけ。カネならあんねん。サラリーマンと一緒にすな。
結局、文春側が知りたかったのは、「堂本剛はいくらでその部屋を譲り受けたのか。他のタレントに同じ例はあるのか」ってことで、それをジャニーズ側が答えるのを拒否した=なんかやましいことがあるんじゃないのぉ〜、ってなことらしいんだけど、そんなプライベートな質問に誰が答えんねんっ、て話ですよね。大きなお世話じゃ。
ジャニーズグループも最近あちこちで脱税がバレたりしているので、叩いたら何か出るだろうということなんだと思うけど。ま、とにかく悪いことだけはしないでねジャニさん、とは言っておこう。


しかし、最近の文春、えげつない。週刊文春は親会社の文藝春秋社が週刊朝日、サンデー毎日なんてとことは違って新聞やTV局が後ろ盾になってないので、メディアミックスの提灯記事やミョーな政治色もなかったし、思想的にも偏りがなくて女性にも読みやすく人気があったのだけど、この10年くらい急激に男の更年期的な嫉妬とヒステリーを煮しめたような記事が多くなった。多分今の編集長がそういう人なんだろうけど、同時にライターの質も地に落ちてお下劣感満載。元読者としては悲しい限り。
今はほんと、雑誌界は滅亡に向かってまっしぐら。読む人も減ってるんで生き残りに必死で、誌面のイメージが随分変わった雑誌も多いんですね。「an an」なんかもこないだ美容院で久しぶりに見たら、魂をすっかり売り渡してましたね。あの頃の「時代は私たちが作る!」的なカリスマ性はすっかり消え失せていました。


カネ・カネ・カネ、世の中カネ。もちろんお金は大切です。でも、それが全てになったらお終い。
不況でカネがないから、本は売れない、CDも売れない。普段買わない大多数を取り込もうとして誰にでも楽しめるヌルいものを作ろうとする。クリエイターは作りたいものを作らせてもらえない。本当に本を、音楽を愛している人たちの声が届かない。世の中が当たり障りのないつまらないもので溢れる。なんてグダグダの本末転倒の悪循環が続く。


なんか思うんだけど、なんでオトコってマネーゲームがこうも好きなんだろう。
「モノポリー」はゲームだから楽しいけど、実際の人生に何十億円もおカネがあっても使いきれないじゃん。自分の手に余るほどのおカネを手に入れること、貯金通帳にある数字のゼロが増えていくことだけにどんな意味があるんだろ。どんなシアワセがあるんだろ。「足るを知る」って言葉、知らないの?
原発問題にしたって、みんなおカネと安全性(=命)を天秤にかけてるけど、それを比べることがもうおかしいのだということを、もう少し現実的になって早く気付いてほしい。


でも、状況というものは、とことん悪い方向に傾いたらどこかで必ずリバウンドするものだと私は信じています。もう生き辛いほど退屈になったこの世界をまた見直していこうという動きがぼちぼち出てくる頃だと思うんですがねー。