ロイヤルウェディングすね


今日は、いよいよ英国のロイヤルウェディング。日本でも生放送なんかあるんでしょうか。全世界で20億人が観ると予想されてるそうですが。こちらでは随分前からBBCなんかが特集番組を山ほど組んでたんで、なんかもうつまみ食いでお腹一杯なかんじ。
25日から泊り込みで場所取りの王室ファンが式が行われるウエストミンスター寺院前に列をなしていて、一番乗りが56歳男性ってのがよくわからないけど、まあとにかくえらいこっちゃと、ついこちらも小走りになったりして。


しかしこのロイヤルウェディング、ちょっと時期が悪かったっていうか、そのへん考えないでアフガニスタンだけでなくリビアにまで軍事介入した英国政府が考えなしだったっていうか。「ブチ壊したる!」と案の定在英イスラム過激派によるテロを示唆する警告があり、史上最大の厳戒態勢の中の結婚式となりました。
ゲストの各国家元首などのVIPを対象に70〜80人の特別警護チームが編成され、ヘリ3機が空から、英国特殊空挺部隊や警察の狙撃手も配置についているそうで、すでに過激派の活動家たち60人余りがロンドン中心部から追放されたとか。追放て。


ふと思い出すインド話。
ある時インド好きの友人が飛行機でコルカタに着いたら、いつもうじゃうじゃ寄ってくる物乞いがひとりもいない。変だなーと思って宿のおっさんに尋くと、「外国のVIPの訪問があるから、みんなトラックに積まれて遠いとこに運ばれた」と言う。こういう時インド政府はいつも、チャーターしたトラック数台に物乞いをぎゅうぎゅうに詰め込んで遠い砂漠の真ん中に捨てに行くのだそうで。VIPの滞在が3日なら歩いて3日、1週間であれば1週間かかるところまで。友人は半信半疑だったが、確かにVIPの去った翌日からまた物乞いが現れ始め、2日後にはいつものコルカタに戻ったそうな。
・・追放ってそういうこと?インド式採用?まさかね。


しかし地図で見るとリビアってほんとうにヨーロッパのすぐ隣。仏英なんかが主導するNATOの空爆音が聴こえそうな中でのウェディング、沿道に並ぶのもけっこー命がけかも。
ケイトさんが式場入りに伝統的な馬車でなく車を使うことにしたのを批判してる関係者もいるらしいけど、そりゃ安全性を考えたら当然っしょ。


それほどの興味はないけど野次馬としてはやっぱ押さえとかないと、と思っていたわたくしですが、これから週末にかけてまた出かけることになってしまい、この旅程だと完全に見逃すかんじ。無念。