ナンバー「4」の男たち


ここんとこ、「ぼくの靴音」を読み直していた。ご存知、剛っさんが1999〜2005年にかけてMYOJOに連載していた日記である。
私はにわかファンなんで、ひたすら遡ることで彼との空白の日々を埋めるべく、前回里帰りした時に買い求めた。その時一度さっくり読んで、今回再読。


剛っさんの人生で多分一番大変だったこの6年間の記録、一人の少年の成長記として読んでもすごく面白い。
書いていることは毎月ほぼ同じ。いろんな人との出会いと別れ、そのピュアさ、ナイーヴさゆえ傷を負い苦しみそして癒され、の繰り返し。打たれても打たれても健気に立ち上がる、その姿はほとんど矢吹ジョー「ノーガード戦法」。タオルを投げ入れるのも忘れてつい見入ってしまう。
語り口の乙女っぽさとは裏腹に、不安も嘆きも憤りも自分の中でキッチリ糧にして、理屈やウソのガードなしに男が成長していく様をじっくりと見せてくれる、堂本剛の原点であります。


しかし、もし私が剛っさんとタメでリアルタイムでこれを読んでたらどう思っただろうか。間違いなく「げ」の一言で終わったであろう。
まずTVで観たKinKiの剛くんにホレたのが本能なら、「げ」と思わせるのが乙女心、ってなところでしょうか。本当は自分もでろでろなロマンチックを求めてるのに、そこがミョーに合いすぎるオトコにドン引く。だってやっぱ女子は「ほんとにあなたって女心がわからないんだからっ。もぉ知らないっ」てのをやりたいのよ。
ん〜、でもコーイチくんはちょっと違うしなあ、なんて思い余ってTOKIO長瀬に走るなんていう迷走をしてたかもしれない、沸騰する乙女心をもてあますハタチのわたし。(笑)
でも実際にはこの「本能」ってやつはどうにもならんのですね。
去年私が時空を超えて17歳の剛っさんに惚れてしまったように、どうにも抗えない何かを感じてしまう、ひらったく言うと「好み」というやつ。振り返ってみても、それは今も昔も全く変わっていない。


実は最近それをしみじみ感じたことがあって。
たまたま読んでいた記事に「ライフナンバー占い」ってのが載っていて、やってみたらこれがミョーに当たってる。ついでに、とウチのツレアイと剛っさんのライフナンバーも調べると・・・なんと同じだったんですね。
そこで初めて気がついた。結婚以来「うるさい・しつこい・めんどくさぁーいっ」と叫び続けてきた、私が世界一へタレだと思っているあの男のややこしさと剛っさんのソレの「質」の相似性。ああ、あのかんじなのか、と何か腑に落ちるというか、四次元にぼんやり浮かんでいたものが突然三次元に実像を結んだというか。
ん〜、そうなのかあ。そらもうしゃあないなあ。って、なんだこの敗北感。(笑)


剛っさんのライフナンバーは「4」。なんかもうピンポイント攻撃的な当たりようです。本人が作ったんじゃないかと思うくらい。
http://www.magiccity.ne.jp/~bigcat/life/life04.html


私は「9」なので、剛っさんにとっては子供扱いされて苦手な相手。でも昵懇になれる可能性も。まんまウチの夫婦関係だっつーの。はは。