あれから1ヶ月


早いもので、東日本大震災から1ヶ月が経ちました。
9日のFashion&Music Bookでファンのメールを読んでまた涙目んなってた剛っさん。とても胸を打つメールではあったけど、「死」というものにまだ過剰に反応してしまうようで。ところで草野マサムネは復活したのだろうか。


チャリティーイベントもたけなわの今日この頃。タレントさんたちが被災地へ支援物資を届けに行ったり(エガちゃん、Good Job!)、炊き出しに行ったり、みんな売名行為と言われるのを嫌がって恐る恐るってかんじもあるけど、たとえ本当に売名行為や自己満足だったとしても、喜ぶ人がいるんなら、それはそれでいいじゃんと思いますね。


それよりも問題は、今でもまだ支援物資の足りない避難所があるという点。
各地の避難所単位のリクエストをまとめ物資を振り分けてくれる指揮官がいないのだ。1ヶ月も経ってんのに。何やってんだ日本政府ー。
と、怒ってたら、そういう声を聞いて自主的に立ち上がった人たちがいて、被災者側から出たリクエスト物資を私たちが直接寄付または購入するという形で届けられるシステムができた。必要物資・救援要求マップhttp://311help.com/や、Amazon Japanの「ほしいものリスト」を使った物資寄付システムがそれ。
でもこれも、現地ボランティアなどの手を借りないと大変そう。
というのは、この非常時でも我ら日本人の美徳である「遠慮」というものが出てしまい、こちらが「リクエストしてください」と頼んでも、被災者の方々や自治体が欲しいものや量をはっきり言わないなんていう、日本人ならではの問題があるそうなのだ。
とにかく横のネットワークを早く作らないといかんですね。隣町で必要なものが余っていてもわからないなんて問題があるらしいから。ただ今回は阪神淡路の時より被災した範囲が広くて確かにまとめるのが大変だと思うし、上記のシステムがうまく働くといいなと思う。


風評被害もどんどん大きくなってヤだなあと思っていたら、震災後のデマ80件を分類整理してまとめたこんなページを発見した。
http://news.livedoor.com/article/detail/5477882/
私も見たら信じてしまったかも、ってなものもある。怖っ。


これもウソかホントかわからないけど、「古い原発に使われているシステムというのは今の大学では教えていないほど古いものなので、若い研究者が見ても理解できない」っていう話をどこかで聞いて、思わずクリント・イーストウッドの「Space Cowboys」を思い出した。
リタイアした元宇宙飛行士のじいさんたちが、当時のシステムを理解できるのはあんたたちしかいないとNASAに頼まれて、ロシアの旧式の人工衛星を修理しに再び宇宙へ行く、という話。
東電があれだけてこずっているのを見るにつけ、なさそうでありそうな話かもー、とつい思ってしまった。
BGMは「夜空ノムコウ」。あの頃の未来にぼくらは立っているのかな・・・