お誕生日おめでとーっ


堂本剛、32回目のお誕生日であります。おめでとーっ。
というわけで、好天に恵まれた日曜日、近くの湖に出かけ昼間っからビール飲んで来ました。心の中で「おめでとーっ」と叫びながら乾杯。(ツレアイと一緒だったもんですからね)
湖畔の公園では折りしも桜が満開。お花見気分も満喫できてサイコーでした。


ところで、32歳と言えばかねてから剛っさんが「結婚するなら」とか言ってたトシ。
それを意識してかどうかは知らないけど、Hanakoで「フランス人と付き合いたい」なーんてことをまた言ってますね。そんなにフランスでいい目見たんかっ。


きょうびフランスといえば「事実婚」の国。
去年、Fashion&Music Bookで「僕の友達も結婚してない人多い。結婚しないでずっと一緒に住んでる。両方のご先祖のお墓参りにも行ったり、家族ぐるみで付き合ってるけど結婚はしない。子供もいない。でもずっと一緒にいたい、って言うんだよね」なんて事実婚話をしてた剛っさん。最近のインタビューでも「紙がある。ハンコを押す」ってシステムに懐疑的な発言をしているところを見ると肯定派か。憧れのジョニー・デップとパートナーのフランス女優ヴァネッサ・パラディも事実婚だしね。


さて、フランスの事実婚事情。1999年にPACS法というのができて、この契約をすれば法的に結婚していなくても結婚している場合とほぼ同じ税の優遇が受けられ、財産権もあり、婚外子にも遺産相続権が与えられるようになった。2008年のデータでは、PACS契約をしたカップルが約14万5000組に対し、結婚は約26万7000組、とある。
てことは、フランスには「結婚」「PACS」「PACS契約なしの事実婚」という三つの選択肢があるってことね。


結婚という因習にとらわれない自由な関係でいたい、というのがPACS支持者の言い分らしいけど、ん〜、どうなんでしょね、これ。「たかが紙切れ」と言いながら、「されど紙切れ」の部分も享受したいってことでしょ。神様との契約としてするサインと、国のシステムに対してするサイン、「一体何が違うのだっ」と思うのは私が宗教観の希薄な日本人だからか?
PACS効果で少子化に歯止めがかかったとは言え、シングルマザーの増加による生活保護などの社会保障費の財政支出の増加=増税、なんて聞くと、ますますよくわからない。私的には結婚も事実婚も個人の自由だと思うし、シングルマザーだから云々ということは思わないけど、ほんとうに「自由」を守る権利なのか、「エゴ」を助長してしまうだけなのか。


70年代まで離婚が法的に認められてなかったカトリック国のフランスだから、こういう動きも裏を返すと今でも「離婚」というものに罪悪感があるのかもとも思ったけど、結婚したところで離婚率が45%だそうだから、どっちにしても十分自由じゃんか、フランス人っ。
ま、でもカトリック国の結婚離婚の手続きってめっちゃ面倒なのに対し、PACS契約も解消もサインひとつで簡単だってところが実は一番大きいのかもしれないとは思うんだけど。


剛っさんは今特に反システムモードにあるから、事実婚とか「自分を持ってる」げなフレンチギャルに憧れたりするのかもしれないけど、彼女らのは自我というより本能。確かに理屈はない。ゆえに、剛っさんとはいえ、日本男児にはムズカシイというよりまず意味がわからんと思う。ジョニーさんもきっと苦労してると思いますよ。
健闘を祈る。