アイドルの作り方


「縁を結いて」、予約しちゃおうかなあ、なんて思って気が付いた。
「エッ、3種類あんの」。
[初回盤A] 20Pフォトブックレット、「縁を結いて」(Music Clip)を収録したDVD、特典イベント応募ID封入。
[初回盤B] 5面10Pジャケット仕様。「縁を結いて ドキュメント(仮)」を収録したDVD、特典イベント応募ID封入。
そして通常盤。しかも、2枚のCD購入者特典として、堂本剛の音楽制作現場を体感して頂く本人参加イベントに抽選でご招待します。ですと。
ワタシが郷ひろみのLP(!)買ってた頃は予約特典でポスターがついてたくらいだったわよっ。


世の中大変なことになってるんですねえ。熱心な人はコレ3種類買うんでしょ。
別にジャニーズエンタテイメントだけの悪徳商法ではなく、他のレコード会社もやってることみたいだけど、こんなことまでして売上げ枚数増やそうなんて、なんだか世知辛い話じゃありませんか。
だがしかしCDが売れなくなってきてる昨今、こうでもしないとレコード会社が死んでしまうわけで、いたしかたのないことなのでありましょう。


そんな時、こんな本のレビューを見ました。
「グループアイドル進化論〜アイドル戦国時代がやってきた!〜」岡島紳士・岡田康宏:著。買わない人に買わせるのにはどうしたらいいか、という話。
『バブル後世代を中心とする若年層はCDを購入して聴くという行動自体ができていない。それを購買に結びつけるには最初から「浅く広い」アプローチではダメで、まず「あの子のためならいくら出しても惜しくない」と思わせる熱狂的なファンを作り出すことが必要。グッズなどを買う行為で「いかに貢いだか」を競争させ、その「応援する=育てる」行為自体に満足を得るファンを作り出していくことで、広く浅い認知度を獲得する』
・・のが現代式アイドルの作り方なんだそうで、なんかうすら寒い話だなあ。そんなもんに踊らされてていいのか、若者たちよ。


ついでに最近のCDの売上げ枚数など調べてみると、おおーっ、嵐「僕の見ている風景」ダントツ1位でミリオン超え。何種類も買ったファンがゴマンといることを考えてもすごいなあ(イヤミじゃありませんよ、決して)。


剛っさんも頑張らないといけませんが、ああいうタイプにはプレッシャーのかけ具合に気を遣います。
「You、国旗やら何やら作るんでしょ?きちんと設備投資分稼いできてよ!」
・・・とか、細かく現実的な言葉責めなんかが、意外と効くかもしれません、社長。