Fashion&MusicBook クリスタルMixのおはなし


昨晩のFashion&MusicBook、New Album「TU」のレコーディング秘話(?)が語られた。剛さん、随分とクリスタルに夢中なようで。


< (「クリスタルは音を記憶する、という説がある」というメールを読んで)
これは僕もあると思う。音の波動をキャッチするってかっこいい。 
クリスタルは宗教的な発想で愛でる人もいる、科学的に電気を通しやすい鉱物。


この石、鉱物というものをどう見るかで、石という物の器が変わる。僕にとってはもう「機材」。レコーディングに今回クリスタルを持ち込んで、「クリスタルMix」というものを試みた。音源を録る時点ではなく、ファイナルTD時にクリスタルを入れた。


TDの後、音の奥行きなど出すマスタリング作業をする所にクリスタルを置いてるエンジニアさんというのが数名いらっしゃる。電気の塵みたいなものが安定するということなどが立証されているから。クリスタルをちょっと動かしただけで音が変わる。ビックリするくらい。
僕の友達がとてつもないクリスタルを持ってるんで、「これは確実に変わるぞ」と思ってスタジオに呼んで、佐々木潤さんの曲で実験したら、「えっ、なにこれ!?」「めっちゃ音変わってるやん!」。ずっと音楽をスタジオで作ってる人たちを黙らせてしまった。「キタぞこれは!」と「ちょっと位置変えてみましょうよ」って1cm動かしたらベースの音が変わったり、ボーカルがでかくなったりちっちゃくなったり、まあすごかった。


デジタルの波形って階段みたいでカクカクしてるけど、テープはなめらかな波形で音をちょっと柔らかくしてくれる。音場みたいなもんが戻って来るので僕はよく使うのだけど、クリスタルを通すと、テープとはまた違うかんじの丸みを帯びた波動で音の伝導率が変わる。
クリスタルがこれほど機材として活用できるとわかって、もういてもたってもいられなくて、他の曲も結局全部クリスタルを通して、新譜の中では時間が足りなくなった2曲以外は全部それでマスタリングした。


次のシングルやアルバムから確実にクリスタル通して音楽作ってく。だって一億ナンボとか一千万年とかすごい昔の鉱物だから、それとコラボレーションするってなんかSHAMANIPPONっぽいなって思って、ちょっとこれいいぞって。


いつか一度ファンの人の前でクリスタルMixじゃないコンピューター上のファイナルTDと、クリスタルを通したファイナルTDをいいスピーカーで聴かせてあげられる日が来るといいなと思う。どこまで行けるかわからないけど、独自のやり方を手に入れたんで、これからも遊んでいこうと思う。 >


去年、タイジさんの「THE SOLAR BUDOKAN」イベントに絡めた「ソーラーエネルギーで作った電気だと音がクリーン」っていう話を思い出した。こちらはわりと簡単に事実であることが理解できた。今回のクリスタルの話も剛さんも言うように量子力学的にも立証できるエビデンスのある話なのだと思う。


ただ、この「クリスタルは音を記憶する」云々のメールにあった、「ありがとうという言葉をかけた水からはきれいな結晶ができ、馬鹿野郎と言った水の結晶は形が崩れていた」っていうお話は、10数年前に出版された某書籍が大元で、当時も大きな話題になった。海外で完全に浦島化していたわたくしにもその本が回ってくるほどで、日本ではTVなどでも随分取り上げられたらしい。この手のサイエンスとファンタジーとの境い目話に目がないので早速読んだが、「ううむ」と眉がツバでべとべとに。それは結局サイエンスでもファンタジーでもないお話のようだった。


でも、剛さんの興味は、あくまでもクリスタルに於ける、量子力学と音楽とSHAMANIPPONを繋ぐ物語のよう。早く聴き比べをさせてほしい♡


ところで、今回もチラリと登場した「佐々木潤」というお名前。どっかで聞いたことあるーーー、と記憶を遡ること20数年分、「おお、FUNKMASTER GO-GOだーー!」。蘇ったのは、友人がメンバーの井嶋カズ(当時はまだ和男?)さんが好きで、何度かクラブイベントに連れて行かれた楽しい思ひ出。その後のご活躍は浦島なもので存じ上げないのですが、ググると彼の選曲家としてのお仕事が出てきた。剛さんが、「(アルバムには)え、こんなのでいいの?っていうくらいエロい曲が3曲くらいあります。佐々木潤さんのアレンジがエロかったんで、書く詩が勝手にエロくなった」と言ってたんで、どんなんかなー♡っと、佐々木氏選曲のグルーヴなどに浸りながら期待を膨らませたいと思う次第。


桑原茂一のPirate Radio 佐々木潤編☆27GROOVE☆
https://www.mixcloud.com/cloud3/27-groove-jun-sasaki/



と、今日解禁になったアルバムの1曲目「TU FUNK」のことを書くの忘れました。アカン。


それほど大きくはなさそうなホールにざわめく人の声。あれはチェンバロだろうか、たららららりらりらんらんら〜ん♬じゃ〜〜ん←銅鑼の音。待ってましたと拍手&ピューピューと指笛。ステージの幕が開く。「トゥ、トゥトゥ、トゥトゥートゥトゥトゥトゥ♬」。ほんとに「TU」だけの、囁くような剛さんの歌声の後ろできゅわんきゅわ〜んとギターも歌う。ところどころに中国風のフレーズが入って、雰囲気は昭和の怪しいキャバレーか、ダンスホールか。これからインチキなマジックショーでも始まりそうだ。
ここから始まる「TU」の世界。遊び心が至る所に散りばめられていそう。これはビジュアルがますます楽しみになる。