プレミアムドラマ「プラトニック」が始まるよ


寝耳に水が。こぽこぽ。
剛さん、ドラマです。「天魔さん」みたいなヤツじゃなくて、久々に俳優堂本剛のガチでシリアスな演技が観られるよーです。


というわけで、剛さんの役どころは「病魔に侵され余命いくばくもない謎の青年」。その彼が中山美穂演じるシングルマザーと出会い、心臓疾患を抱える彼女の娘を救いたいと、同居生活を始める。ぐんぐん彼に惹かれていく彼女の心は「女」と「母」の間で揺れ動く。
それでタイトルが「プラトニック」、そして脚本の野島センセが実生活で離婚協議中の中山美穂にあえてこの役をオファーしたとなれば、あざとい・・ごほごほ・・一筋縄ではいかない展開が予想されるわけで。


実際、今の自身の状況とカブるシングルマザーを演じる中山美穂の相手役に、草磲でもムロでもない堂本の剛を抜擢。その野島センスに於ける、「エキセントリック+詩人+ミュージシャン+中性的」というイメージのご主人(辻氏)と若干パブリックイメージのカブる剛さんにしか生み出せない「サブリミナル効果」の有効性。なんてもんをつい考えてしまう私はゲスいでしょうか。でも、そんな現実と虚構が怪しく絡み合い、世にリアルな問題提起をするのも、野島ドラマの面白いところではないかと思うのであります。


不治の病、ミステリアスな青年、女か母か、「至上の愛」か「悲劇的な死」か、主題歌はビリー・ジョエルの「ストレンジャー」「オネスティー」。これでもかと人の心のヒダヒダに暴力的に迫りくる野島ワールド。どっかで聞いたことのある筋立ではあるものの、やはりここは、最近本人のやけに強調する「35歳大人の剛」の新境地開拓に大きな期待を寄せてしまおう。


「中山美穂、シングルマザー役でドラマ主演 相手役に堂本剛」
http://www.oricon.co.jp/news/2036112/full/
プレミアムドラマ「プラトニック」番組公式HP
http://www.nhk.or.jp/drama/platonic/