Fashion&MusicBook 深海のリラクゼーション


今夜のFashion&MusicBookでは、パニック症になった方からのメールがいくつか紹介され、剛式リラックス法の話が出た。


<パニック症、完治しないですよね。ストレスが溜まると出てくる。ライブでも葛藤することがある。閉じ込められているかんじとか、高いとことかスイッチが入りやすい場所がある。でも仕事だとそこに行かなくちゃならない。回避できる時はするけど、やるしかない時もあるから、不安になった時のアイテムとして、ハーブティーとか、こめかみや自律神経のツボに塗るオイルとか持っている。スティック状のもの−ちょっと匂いが独特−を不安かなと思う時つける。
これってマインドコントロールだと思う。大丈夫大丈夫と自分に思わせるための。ホホバオイルをライブ前に後頭部、首の後ろ、肩、扁桃腺や髪なんかにつけて、マッサージしたりすると、リラックスして歌えたりする>


ホホバオイルってそういえば私も使ったことがある。マッサージオイルなんかによく見かけるので買ってみたけれど、それがナニモノかは知らなかった。
調べるとホホバ(JOJOBA)は、砂漠に育つツゲ科の植物で、「昔からネイティヴアメリカンなどが、食用油・傷の治療・肌の乾燥防止・髪の手入れ・ヤケドや湿疹の治療などに使用していた」、とある。そして、マッサージに使うことで、疲労回復や神経の鎮静作用があり、不眠症や呼吸器系の不調の軽減などの効果があるらしい。


このホホバはマッコウクジラの体内にできた結石からできる龍涎香(りゅうせんこう)という香料と成分がよく似ていることから、捕鯨が禁止された頃から珍重されるようになり栽培が進んだらしい。深海に棲む生き物と砂漠の植物の持つ成分が似ているってすごく不思議で面白い。陽の光も届かない深海と、陽の光しかない砂漠。その気の遠くなるような静寂の中で育つものが似ているって、妙に納得がいくような気もする。それがリラクゼーションに効くというのも。


マッコウクジラという名前も、その龍涎香が抹香の匂いに似ているところからついたのだそうな。抹香は元々、沈香、白檀、丁子、鬱金、龍脳などの香料を細かく粉にしたもので、匂い袋のあのふんわりとした香りが馴染み深い。そういえば、剛っさんはよく腰に匂い袋を下げている。去年のShipでも、そしてこの年末年始のコンでも下げていたのがTV誌のレポ写真に写っていたっけ。あれはリラックスのためだったのかしらん。コンでは高いとこで歌わされてたしね。
私も全く別の病気ながら、自律神経が少々壊れているから、ホホバオイルグッズをまた探して使ってみようかな。


今年は巳年。蛇は脱皮をすることから、再出発、再生、生まれ変わる年、という意味がある、と剛っさん。
「フランス語と英語をやっとかんとアカン・・」と今夜も言っていたけど、なんかここんとこその言霊を飛ばしまくっているところをみると、本気で海外”脱皮”ライブで一回り大きく成長の年になることを狙っているのかな。んふ。


私は今年もう一年天中殺。剛っさんと同じく去年はいいこと悪いこと両方が入り混じった身体的にも精神的にもへヴィーな年だったから、今年はちょっと地味〜に息を潜めてマジメに生きたいと思う。というのがささやかな目標です。はい。