「Nijiの詩」@MS


「Nijiの詩」@MS、彼のロングジャケットの赤がブルーのライトに映えてきれい。
ブルーがあのPVの海のブルーだ。
ライトとスモークだけのシンプルな演出が彼の声を引き立たせていた。


♪ 降り止まない雨なら 静かに打たれよう いまはそう宇宙がずれているんだろう
答えなどない雨などないと 信じては 二度と来ない 僕の魂に Nijiが響いた ♪
彼は、この曲がラブソングだから最初リリースを迷った、というようなことを言っていたけど、これは男女の愛を超えて、もっと大きな世界を包括する愛の詩だと思う。霧雨のように全てを柔らかく包み込む彼の声が心地よかった。
でも、彼がなんだか寝不足気味に見えて。目も若干潤んでいたような・・。もしかしたら奈良・和歌山の台風の被害のことで少しナーバスになっているのかもしれない。


このMSの後はTV出演決まっていないのかな?東北公演も迫っているから?ちょっと淋しいなあ。
「縁を結いて」から5ヶ月後の新曲のリリース、「十人十色」ライブと「平安神宮」ライブがあり、多分ソロとKinKi両方のアルバム制作を平行してやっている、ということを考えるとやはりこれ以上望むのはムリというもんだろうが、ファンとはワガママなものなのだ。
そう言えば、コーイチくんは今日が韓国公演の初日。チケットは秒殺だったそうだし、ボンデージ姿で韓国女子を悩殺(死語?)したことだろう。そうだ、しばし忘れていたけど、剛っさんの海外CDデビューはどこまで話が進んでいるんだろ?そっちも楽しみだ〜ん♪


現在、我が家でヘビロテの「Nijiの詩+カップリング曲」の自家製ミニアルバム。
この音、聴かせたら泣きそうなおっさんを何人も知ってるぞ。聴けば聴くほどシブい、アダルトな裏E☆Eというところか。
これ+「美我空」を聴いていると、この2年くらいで随分彼は力が抜けた気がする。「I AND 愛」の後、彼の中で何かがストンと落ちたというか、突き抜けたというか。
もちろん、それ以前のソロやE☆Eで積み重ねた自信があってのことなのだけど、
今彼は身も心もこれまで以上に軽やかになって、音楽をしていることが素直に楽しそうだ。


それでも、1年前は何か力んでいて、時に空回りしていたし、何かまだしっくり来ない現実に苛立つ自分を説得しようと、不必要に言葉を重ねているように思えることもあった。だけどその後、「Family〜ひとつになること」がファンに温かく迎えられたこと、そして「縁を結いて」の制作、リリース直後の震災などにまつわる不思議な”縁”などによって、「美我空」で彼の中に降りてきた”何か”が、大きな”確信”に変わったような気がする。もう彼に迷いはない。


そんな彼のつくる一番新しい音が早く聴きたい。こんな風に誰かのアルバムを待つのは本当に久しぶりだ。